沖縄県・伊江島を舞台に、独自の死生観と笑いを交えて描く“家族の愛と許しの物語”。
沖縄先行上映で観てきました。舞台挨拶も笑いと感動、その舞台裏の話も聞けました。
映画は
沖縄「洗骨」以来6年ぶりの照屋年之監督(ガレッジセール・ゴリ)の最新作。
”かなさんどー”とは 沖縄の方言で “愛おしい”と言う言葉
沖縄の方言やニュアンスがまた絶妙にいい!
違和感がないのは沖縄出身の主演の松田るかさん、
怒ったり泣いたり可愛かったりと ウチナーンチュ(沖縄人)そのまま
母役の劇団四季出身の堀内敬子さんが嫉妬したと言うKジャージ(芸人さん)がまたいい
最初は誰??。。。
一生懸命な役だけど気取らない演技で、これまた沖縄に居るのよね こんな人~って感じ。
さらに『SHOGUN 将軍』などハリウッドでも活躍する実力派俳優の浅野忠信さんが父親役。
沖縄が好きで沖縄に恩返しがしたかったと言うことで参加されたようです。
ふらっと衣装(入院服)のまま出かけたりしてスタッフが慌てたようです。
伊江島の自然や景色も最高
笑いと涙と感動の物語。
かなさんどーのあの曲は、
沖縄民謡歌手の前川守賢さんが1983年に作詞作曲したレコードデビュー曲です。
約40年 沖縄の人に親しまれてきた歌 私は聞いたことはあるという程度でしたが、
今回 主演の松田ゆかさんが唄う「かなさんどー」は心揺さぶられました。
舞台挨拶で、照屋監督は主演には歌唱力は重要だったと話していました。
沖縄民謡になるので、さすがに民謡経験の少ない演者のみなさんには、
歌唱指導に大御所の古謝美佐子さん、童神など沖縄音楽を代表する歌手のお一人です。
舞台挨拶にも後半少し参加されていて、照屋監督と息が合う楽しい時間でした。
ポスターの裏側にはこんなフレーズが
あなたもきっと大切な人を 思い出して、会いたくなるーーー。
私は、30年前に死去した父親を思い出しました。
かなさんどーを口ずさみながら。。。。。
全国公開は2月21日(金)からです。
沖縄の自然と人々のユーモアが紡ぐヒューマンドラマをぜひ映画館で観てください~。
そうだ!舞台挨拶で照屋監督が話していた短編映画の話。
3年前 2021年 照屋年之監督が今回の映画の元作品となるような短編映画がありました。
『演じる女』 18分30秒
沖縄出身の満島ひかりさんが主演を務めています。
舞台は沖縄県大宜味村です。
YouTubeで探して観賞しました。
満島ひかりさんの引き込まれる演技と魅了する歌声にまた涙。
心が洗われるような そんな涙でした。
♯かなさんどー
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